高福祉国家ノルウェーの子育て事情:クリスマス編

こんにちは、ママ☆トラベルライターのWakakoです。クリスマスと年末年始を過ごすため、2歳の長男と、7か月の長女を連れて家族でノルウェーに帰省しています。サンタクロースの故郷、北欧ノルウェーのクリスマスの様子をご紹介します!
 

家族で祝うクリスマス
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クリスマスは日本のお正月に近い感覚かもしれません。というのも、クリスマスはカップルというよりも家族で過ごす行事で、お店やレストランは基本閉店、自宅でごちそうを囲みながら、家族や親せきとゆったりと過ごすのです。クリスマスイブの日は半日で仕事が終わり、夕方からは家族、親せき一同でクリスマスイブのディナーを楽しみます。そしてクリスマス当日はミサへ参加したり、再度家族・親戚一同でご馳走を食べ、26日も「クリスマス2日目」という名前で祝日、家族でのんびり過ごします。旅行で来ると、クリスマス前後数日間はお店も閉まっていて、観光には向かないかもしれません。
 

クリスマスツリーの飾りつけは23日に
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ノルウェーでは基本的にクリスマスツリーの飾りつけをするのは12月23日。今回は12月22日にノルウェーに渡航したので、飾りつけに参加することができました。2歳の長男も脚立にのぼって飾りつけを楽しんでいました。家庭に飾るクリスマスツリーですが、実は使い捨てなんです。クリスマス前になるとツリー売り場が出現し、買ったツリーを車で家に持ち帰り、飾ります。そしてクリスマスが終わると処分するのです。初めて知った時は驚きました。
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ちなみに、クリスマスツリーは1月の1週目頃まで飾っておくので、年末年始に旅行に来ても、クリスマス気分が楽しめそうですね。

 

プレゼント開封はクリスマスイブに
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日本やアメリカでは25日の朝にプレゼントを開封しますが、ノルウェーではクリスマスイブのディナーの後に開封します。これも初めて知った時は驚きました。
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プレゼントにはそれぞれ誰から誰へ、というタグがついており、サンタ役がそれぞれの人に配り、一つづつ開け、感想やお礼を言いあったりして、ちょっとしたセレモニーのようです。夫の実家では大人8人、子供4人が集まるので、プレゼントも沢山!開封するのに数時間かかるほどです。もちろん子供たちはたくさんのプレゼントに大喜び。この日だけは子供たちも少しだけ夜更かしです。
 

クリスマスは正装
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これも初めて知った時に驚いたのですが、クリスマスイブのディナーでは自宅とはいえみな正装します。子供たちもかわいいドレスやタイをしめたり、ちょっとおめかし。

 
クリスマスのごちそう
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クリスマスのお楽しみといえば、プレゼントとごちそう!ノルウェーでは伝統的なクリスマスの食事として、リッベ(豚のロースト)、ピンネヒョット(マトン)、ルーテフィスク(魚)等がありますが、夫の実家ではリッベを食べます。豚の大きな塊肉をオーブンで数時間じっくり焼き上げると、油の部分がカリカリに、お肉は柔らかくジューシーでとてもおいしいです。ジャガイモやザワークラウト、芽キャベツなどと一緒に頂きます。そしてリッベにはアクアヴィットというジャガイモの蒸留酒が欠かせません。脂が多い料理なので、アクアヴィットが消化を助けるのだとか。

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デザートはミルク粥が伝統的ですが、夫の実家ではムルテというクラウドベリーをホイップクリームであえたものをいただきます。これもとてもおいしくて、毎年楽しみなんです。2歳の長男も今では大人とほとんど変わらないメニューを食べることができ、楽しみも増えました。

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それではみなさんもよいクリスマス休暇を。God Jul(ゴーユール)!
(2015年12月執筆)
 

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