子連れでも行きやすいシンガポール。治安もよく、清潔で、人々も子供に親切ですが、これからのシーズンは、ちょっとだけ気をつけることがあります。それがデング熱です。
2014年、日本でもデング熱の流行が起こりましたが、熱帯のシンガポールでは一年中感染の恐れがあります。特に例年4月あたりから感染者が増え始め、6-7月をピークとして流行する傾向があります。過度に心配する必要はありませんが、赤ちゃんや子連れでシンガポールに行くときの、デング熱の知識と対策を在住ママ☆トラベルライターがご紹介します!
デング熱とは!?
エーデス蚊という種類の蚊を介して感染する、熱性疾患です。感染しても、ほとんどは無症状か軽症ですが、まれに重症となり、生命を脅かすこともあるので注意が必要です。
症状は・・・
・突然の発熱(40℃以上の高熱が出ることがよくある)
・頭痛(一般的に目の奥の痛み)
・筋肉や関節の痛み
・発疹
シンガポールの日系クリニック・ジャパン グリーンクリニックのサイトに詳しく載っていますのでご参照ください。
デング熱対策の基本は蚊よけ対策!
政府はデング熱撲滅に力を入れていて、水たまりを作らせないなどの啓蒙活動や駆除作業を徹底しています。その成果か街ナカで蚊を見ることはほとんどありませんが、ナイトサファリや植物園など、蚊が出そうな場所に行くときには注意が必要。長袖を羽織ったり、蚊よけグッズを使うことをおすすめします。
蚊よけグッズは、Watsons、Guardian、Unityなどのドラッグストアや、Fairprice, Cold Storageなどのスーパーで比較的簡単に手に入ります。
在住ママのオススメ蚊よけグッズ
シンガポールで売られている、ベビー&子どもにもオススメのグッズを紹介します。蚊よけグッズを忘れてしまい、現地調達する際の参考にしてくださいね!
・蚊よけパッチ
TIGER BALM社の”Mosquito Repellent Patch”などたくさん種類がありますが、どれもシトロネラオイル、レモンユーカリオイルなどの天然成分が使われていて、赤ちゃんにも安全です。日本のものよりもにおいがキツくて、これは効きそう!
・蚊よけスプレー
“MOZ AWAY NATURAL”などの、ディートフリーのものが売られています。そのほか、ウェットティッシュやリング、家の中に置いて香りを出すものなど、さまざまな種類の蚊よけグッズが売られています。
もっと詳しく調べたいママに!
流行状況を確認する
シンガポール国家環境庁(NEA)のウェブサイトにはデング熱専用のページがあります(http://www.dengue.gov.sg)
Dengue Updates >Dengue Casesで感染者数の推移が分かります
グラフをみるとわかるよう、2013年と2014年は過去最悪を塗り替える大流行となりました。一方、2015年4月現在は例年通りの感染者数に収まっています。
Dengue Updates >Dengue Clustersで流行地域が分かります
流行地域のほとんどは郊外ですが、観光地のオーチャードロード沿いで流行したこともあります。
my ENVというスマホ向けのアプリもあり、このアプリではデング熱だけでなく、大気汚染のヘイズ指数や天気情報も分かるので、とっても便利です。
iTunes App Store
Google Play
たとえ蚊に刺されてもデング熱を発症することは稀ですが、万が一への対策をして、シンガポール旅行をめいいっぱい楽しんでくださいね。
デング熱@シンガポール みんなの質問
シンガポール在住の二児のママ。授乳室やオムツ交換台など赤ちゃん連れでのお出かけに役立つサイト「子どもとお出かけシンガポール」を運営。http://babiosin.doorblog.jp/