近頃よく耳にするようになったLCC(格安航空会社)。「安い」のは嬉しいけど、「遅延や欠航」「なんでも有料」といったちょっとネガティブなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。単身旅行なら問題ないけど、子連れ旅行の場合は、できるだけストレス無く飛行機を利用したいと考えるママトラベラーも多いと思います。そこで今回はマレーシアを中心に東南アジアで圧倒的な存在感を示すエアアジアについてベビトリップ目線でメリット・デメリットをご紹介します。
全ての情報は2014年6月時点のものです。ご利用の際には公式サイトにて最新の情報をご確認ください。
お財布にやさしい低価格の航空券。 遅延や欠航のリスクがある 東南アジアビーチリゾートへの便が豊富 2歳以下の座席を必要としない子どもでも幼児料金は必要 事前の座席指定や機内食は全て有料 ベビーカーの預け入れは無料 離乳食やミルクは無料で機内へ持ち込める |
実際にエアアジアXのフライトを体験!!
圧倒的な安さに感激!!
エアアジアジャパンのウェブサイトで羽田~クアラルンプール(マレーシア)乗換~シンガポール(*)の往復の航空券を購入するところから始まった搭乗レポート。ゴールデンウィーク後の5月半ばとはいえ、燃料サーチャージや各種税金混みでなんと往復3万円以内におさまってしまう安さ!キャンペーン時にはもっとお得な料金がリリースされることも。一方、一度購入した航空券運賃の払い戻しはできません。子連れ旅行には急病や発熱によるキャンセルがつきものなので、リスクといえばリスクですね。
子連れお断りの席があるって本当?
座席の事前指定は有料となるエアアジアですが、機内前方には12歳以上のみが利用できる有料座席「クワイエット・ゾーン」が設定されています。12歳以下の子ども、および12歳以下の子どもを連れている乗客はこのゾーンの席を選ぶことができません。これら「子どもお断り」の座席を巡っては子どもの人権を含めて賛否両論がありますが、現状子連れトラベラーはクワイエット・ゾーン以外の座席を選択することになります。
預け入れ荷物は有料。ベビー用品は?
受託手荷物は全て有料のエアアジア。しかしベビーバギーやベビーカーについては無料で預けることができます。また機内に無料で持ち込めるバッグの個数と重さも制限されていますが、ベビーフード(ペースト・液体含む)は無料で機内に持ち込むことができます。ただし、各空港でのセキュリティ審査基準により、機内に持ち込めない場合もあるので注意が必要です。
有料の機内食。ベビー&キッズの食事は?
機内の飲食物は全て有料ですが、子どもの好きなスパゲティやホットドッグ、お粥や、ご飯のついた弁当などのメニューもあります。どうしても「有料機内食」というところに目が行ってしまいますが、見方を変えれば、子どもの好みにあわせて食事を手配できるという良い面も。気になるお値段も一食500円弱のものが多く、1人2食まで予約できます。(写真はホタテの中華風粥)
なお、機内に持ち込んだ飲食物を食べることは禁止されていますが、離乳食やミルクはOK。また調乳用のお湯は無料でもらうことができます。
また、事前予約を忘れても当日機内で購入することもできるのでご安心を。ただし当日購入できるメニューが限られているうえに、値段も割高、売り切れの場合もあるので、事前予約をしておくほうが安心といえます。なお、機内での支払いはマレーシアリンギットの他に日本円(紙幣のみ)の利用もできます(おつりはマレーシアリンギット)。
夜行便でもブランケットは有料?
冷房がきいている機内では、タオルケットやブランケットは必須アイテム。通常「無料で貸してくれる」イメージがあるブランケットですが、エアアジアでは有料サービス(レンタル・販売)となります。ネックピロー、ブランケット、アイマスクがセットになった「コンフォートキット」とよばれるものが1,000円で事前購入できます。また厚手の布団(デュベ)も2,500円で事前販売しています。機内食同様、当日機内でも購入できますが、売り切れの場合に備え事前購入するか、持参することをおススメします。
ちなみに有料で販売しているブランケットは持ち運びに便利な真っ赤なポーチに入っています。東南アジアのホテルやレストランの冷房は強めなので、現地でも持ち歩いてもよいですね。
そのほかの機内サービス
エコノミーはもちろん、プレミアクラス(ビジネスクラス)でも座席ごとのテレビモニターはついていません。機内での暇つぶし用にタブレットやDVDプレーヤー、本、おもちゃなどは必須です!なお機内販売ではこども用のおもちゃを販売しているほか、子ども向けの絵本・おもちゃ貸し出しサービスもありました。オムツ交換台があるトレイももちろんあります。
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