NZで二世代異文化交流! 長期滞在型ベビトリップ! キラキラ☆ママトラベラーインタビューVol.3

赤ちゃん連れ海外旅行というと、近場のビーチリゾート旅行が定番ですが、カオリさんが経験したのはそれとはひと味もふた味も違った旅行。渡航先は南半球に浮かぶニュージーランド、そして3ヶ月にもわたる母&子ふたりの長期旅行というから驚きです。どんな型破りな体験談がでてくるのかドキドキしながら、カオリさん親子に旅行の一部始終をお聞きしました。
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長期海外旅行のアイデアは、義理のお父様から!?

ウィンタースポーツ関係の仕事をしているというカオリさんの旦那様。当時、旦那様に冬季の長期出張が入ってしまいましたが、「東日本大震災後の落ち着かない環境で、母子二人きりで生活するのは心配だ」という義理のお父様のコトバがきっかけとなり海外旅行が実現したそうです。滞在先は高校生の時に1年間留学したニュージーランド。 当時お世話になったホストファミリーとは、「第二の家族」として留学後も頻繁に交流を続けていたので、長期滞在が可能だったようです。
 
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幼児を連れての移動については、「カートやおんぶ紐、絵本等をしっかり持っていったので特に不便はなかった」ようです。「ニュージーランド内の移動で何回か飛行機を利用しましたが、飛行機が大好きな子だったので、ぐずったりすることは全くありませんでした。むしろ泣いている赤ちゃんを見かけた時には“大変だねぇ”と大人びた対応をしていたので、私のほうがびっくりしてしまいました(笑」と当時を振り返るカオリさん。
 
 

スローライフ x 海外旅行:
日々の生活リズムを現地でも再現。

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3ヶ月間にわたるニュージーランド旅行の滞在先はカオリさんが高校留学時代にお世話になったホストファミリー宅。「自炊をしたり、現地の友人と会ったり、近所の公園でのんびり過ごしたり….ごくごく普通の日常生活を送るような滞在でした」とカオリさん。

お正月にはカオリさんの妹さんも合流し、アートアイランドWaiheke島や、巨木Kauri探索ツアーなどニュージーランドの大自然に触れるアクティブな小旅行にも出かけたようです。

なんといっても一番嬉しそうだったのは、現地の子どもたちと遊ぶこと!ホストマザーの職場のクリスマスパーティーでは他の子どもたちに混じってトラクターに乗って遊んだり、近所の公園でも楽しそうに友達作りをしていました。また、ホストマザーには娘より一つ年上の男の子の孫がいて、頻繁に楽しく遊んでいました!日本でも同じですが、子どもにとっては「日常」に一番の楽しさがあるのだと実感しました。」

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小旅行の際にはかのこちゃんに「付き合ってもらっている」という気持ちで、なるべくお互いが楽しめるバランスを考えたというカオリさん。「ワイナリーに行ったら走りまわれる公園での休憩、ビール工場の次はアイスクリームなど。笑」 世界最大級の巨木Kauriに出会う旅での一コマ。車での長距離移動に耐え、草木に触ってNZならではの森の美しさを感じることができた旅行です。森の中で巨木を抱きしめた瞬間は、母子が同時に、最大に楽しめた瞬間でした!

 

約3ヶ月の滞在中、大きな病気にやトラブルに遭遇しなかったというカオリさん親子。 その背景には、「ママ側」「ベビー側」「環境」という三つの側面にポイントが隠されているようです。

 

長期間にわたる赤ちゃん連れ海外旅行、成功のポイントは!?

ママ側: 赤ちゃん連れ旅行ではお母さんの精神状態がとても大事。お母さんが疲れたりイライラしてしまうと、子供にも影響してきます。カオリさんの場合、滞在先は高校時代に1年間を一緒に過ごした”第二の故郷”。コトバの問題もなく、現地の食事情やついて事前に知っていたこと、周囲に頼れる人がいたことで、カオリさん自身にストレスがたまらなかったことが成功のポイントのようです。

ベビ側: ママ以上に重要なのが赤ちゃんの精神状態。かのこちゃんは「生まれてすぐのころから物怖じせず、フレンドリーでストレスを感じにくい性格なので大丈夫だと思い、旅行を決心しました」とカオリさんは語ります。

「加えて偏食や食事アレルギーがなかったので、比較的自由な食事を楽しめたことも、長期旅行を続けるうえでは大きなポイントとなりました。。とはいえ、日本の味も忘れてほしくなかったので、顆粒タイプの和風だしの素や鰹節など軽いものを持ち込み、現地で買える醤油やアジア食材店などでも買い物をして頻繁に和食作りもしました」

また、小さい頃から国内旅行を何度か経験しており、旅行に「慣れ」ていたので、環境が変わっても体調を大きく崩すことはなかったようです。ただし咳風邪をひいたときには、早めに薬局に行き相談し、現地の強い薬ではなくオーガニックの咳止めシロップで対応するなど、早め早めの対応にも心がけたようです。

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左)食いしん坊のかのこちゃん。現地のムール貝もペロリ!旅行が終わる頃には心なしかぷっくり!? 右)物怖じしない性格で皆の輪の中へ。

 

環境: 「NZのひとたちはとっても素朴でフレンドリー。そして離婚率が高いのでシングルマザーをサポートする雰囲気が普通にあるんです。私たちは母子旅行だったのですが、常に誰かが手を差し伸べてくれる暖かい雰囲気がありましたね。空港では誰かが「赤ちゃん連れがいるから先に通してあげてー」と大きな声で叫んでくれたり。私もシングルマザーと思われることが多かったです(笑)」

そんな治安のいいニュージーランドでも、女性の夜歩きには用心!19時以降は外を出歩かない、などトラブル防止策も怠らなかったようです。 nz (29)

【コラム】ニュージーランド版イクメン=キウィ パパ!?
「キウィフルーツ」の語源にもなったニュージーランドの国鳥「キウィ」はメスが卵を産み、オスが暖めて孵化させます。NZの夫婦関係もキウィに似ており、働く女性を支え、男性が育児家事をするケースも多いよう。そんなイクメンパパは「キウィハズバンド」と呼ばれています。実際にカオリさんが毎日行く近所の公園にも”キウィ ハズバンド”がたくさんいたそうです! Photo by: studio tdes

 
 

赤ちゃん連れ海外旅行。
子供への影響は!?

nz (10)初めて会うタイプの人に対する壁が無くなったこと、それがニュージーランド旅行を通して娘が大きく変わったことかもしれません」。

以前は見慣れない白髪のお祖母さんを見るだけで、びっくりして大泣きしてしまうこともあったかのこちゃん。髪も目の色も違い、体格も大きく異なるニュージーランド人に囲まれた生活を通して、すっかり耐性をつけたようで、いまでは外国の方とお会いしても、全く怖がらず普通に話しかけることができるようになったそうです。

また、大型犬2匹を飼う家庭で生活したことで、どんな動物も怖がらず大好きになったり、公園では芝生やウッドチップの上で現地の子どもたちと裸足で駆け回ったりと、帰国時には見違えるほどたくましくなったそうです。

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「娘は、旅行中のことは全く覚えていないと思います!」「でもアルバムを見返して”ニュージーランド”に行ったということは認識しているようで、テレビから聞こえてくる”ニュージーランド”と言う言葉にはすぐに反応します。そういうところから外国や異文化交流に興味をもってくれれば、と思います」とカオリさん。

次の目標は「娘と一緒にダイビングをしたい!!」というカオリさん。かのこちゃんは只今シュノーケリングで素潜りの練習をしているそうです!

また「ニュージーランド留学を通じてご縁があった知人に会いにカリフォルニアへ行きたい」と次のベビトリップの目標もたてているようです。

ソフトな印象とのギャップが素敵な、国際派アクティブママのカオリさんでした。

 

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